さだまさしさん作曲も?!競艇の歴代ファンファーレを徹底解説

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競艇で、ピットアウトの際に流れる金管楽器やシンセサイザーの華やかな音楽。これが出走合図の「ファンファーレ」です。このファンファーレはレースによって使い分けられており、かつてはさだまさしさんが作曲したものが使われていたこともあるんです。今回は競艇で使用されているファンファーレの種類や音源の入手方法について詳しく解説します。

競艇におけるファンファーレ

競艇におけるファンファーレの概要

競艇では、ピットアウトの際に出走合図として録音されたファンファーレが流れます。1974年までは各競艇場がそれぞれ異なる曲を使用していましたが、1975年から全ての競技場で統一。その後、1991年と2010年にリニューアルされてきました。

1991年以降のファンファーレは、レースのグレードに応じて曲が使い分けられており、最もグレードの高いSG(スペシャルグレード)については専用のファンファーレが用意されています。特にSGの優勝戦のファンファーレは年に数回しか聴くことができない貴重なものといえます。

1991年から2010年までのファンファーレを作った作曲家たち

1991年、「モーターボート競争法40年記念」の事業として、日本を代表するフォークシンガーソングライターであるさだまさしさんらが作曲したファンファーレが導入されました。

この時導入されたのは全部で6曲。以下のとおりグレード別に使用されていました。

・SGの優勝戦        作曲:さだまさし
・G1の優勝戦        作曲:さだまさし
・一般競争の優勝戦       作曲:さだまさし
・SGの予選戦                作曲:城賀イサム
・G1の予選戦        作曲:城賀イサム
・一般競走の予選戦       作曲:佐伯 亮

SGの優勝戦とG1の優勝戦は、さだまさしさんが作曲。SGの予選戦とG1の予選戦を担当したのは、小林幸子さん、石川さゆりさん、ロスインディオスなどの作曲を手がけた作曲家・ジャズドラマーの城賀イサムさんです。

一般競走の予選戦は、美空ひばりなどのヒット曲を手がけ、レコード大賞を始めとする国内の主要音楽賞を軒並み受賞した日本歌謡界を代表する作家、作編曲家の佐伯亮さんが作曲を担当しました。さらに編曲として、昭和の歌謡曲や「必殺仕事人」を始めとした映像作品の劇判など幅広いジャンルを手がける編曲者、竜崎孝路さんが参加。とても豪華な顔ぶれとなっています。

残念ながら2010年にファンファーレは再び一新されたので、これらの曲は現在では使用されておりません。しかし、約19年間もの長い期間使用され、親しまれてきたことから、昔からの競艇ファンにとっては馴染みのあるファンファーレだといえるでしょう。

2010年以降のファンファーレを作った作曲家

それまでの「競艇」から「BOATRACE(ボートレース)」というブランド名に変わるなど、競艇界が大きく生まれ変わった2010年。この年にファンファーレも再び一新され、現行のものとなりました。

2010年に新たに導入されたのは全部で10曲。新たに、新鋭リーグや女子戦についても専用のファンファーレが用意されました。

・SG優勝戦              作曲:高橋千佳子
・SG予選戦              作曲:高橋千佳子
・G1・G2優勝戦           作曲:マツオカヒロタカ
・G1・G2予選戦           作曲:マツオカヒロタカ
・G3・一般優勝戦           作曲:マツオカヒロタカ
・G3・一般予選戦           作曲:マツオカヒロタカ
・新鋭王座・新鋭リーグ優勝戦      作曲:延近輝之
・新鋭王座・新鋭リーグ予選戦      作曲:延近輝之
・女子王座・女子リーグ優勝戦      作曲:延近輝之
・女子王座・女子リーグ予選戦      作曲:延近輝之

SG優勝戦及びSG一般戦の2曲は、明石家さんまのキッコーマン・ぽん酢しょうゆ「しあわせって何だっけ?」ほか数々のCM作曲に携わり、現在、東京藝術大学など多数の音楽大学で教鞭をとっている、作編曲家・大学講師の高橋千佳子さんによる作曲です。

G1・G2優勝戦、G1・G2予選戦、G3・一般優勝戦、G3・一般予選戦の4曲を担当したのは、ロサンゼルスでの制作経験を持ち、マクドナルド、バドワイザー等の世界的大企業のCM音楽、NHK番組のテーマソング等の楽曲などを手がけてきた作編曲家・音楽プロデューサーであるマツオカヒロタカさん。

そして、新鋭王座・新鋭リーグ優勝戦など4曲を作成したのは、フジテレビの月9ドラマ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜」や、映画「西遊記」、フジテレビ「FNS27時間テレビ みんなのうた」など、様々なテレビ番組や映像作品の劇伴、CM音楽などを多岐にわたって手がけているミュージシャン・作編曲家の延近輝之さんです。

競艇のファンファーレはどこで聴ける?

競艇のファンファーレは動画サイトでファンが編集したものを見ることができます。今は使われていないファンファーレも聴くことができるので、気になる方は探してみると良いでしょう。

1991年から2010年までのファンファーレ


1991年から2010年の間で使用されたファンファーレです。

0:00から「一般競走予選戦」、0:18から「一般競走優勝戦」、0:40から「G1競走予選戦」、1:00から「G1優勝戦」、1:26から「SG予選選」、1:50から「SG競走優勝戦」となっています。

2010年以降のファンファーレ


2010年以降使用されているファンファーレです。

0:00から「G3・一般予選戦」、0:27から「G3・一般優勝戦」、0:49から「G1・G2予選戦」、1:11から「G1・G2優勝戦」、1:33から「SG予選選」、1:54から「SG優勝戦」、2:15から「新鋭王座・新鋭リーグ予選戦」、2:34から「新鋭王座・新鋭リーグ優勝戦」、2:54から「女子王座・女子リーグ予選戦」、3:13から「女子王座・女子リーグ優勝戦」となっています。

新旧のファンファーレを比較する動画も


2010年以前の旧ファンファーレと2010年以降の新ファンファーレを比較する動画もアップされています。聞き比べをしてみたいというファンはぜひ一度ご覧ください。

競艇のファンファーレはどこから入手できる?

ボートレース場へと足を運べば運ぶほど愛着が湧いてくるファンファーレ。明るく華やかなメロディで元気がみなぎるから、普段から聴きたい!今は使われていない旧ファンファーレを聴いてあの頃を思い出したい!そんな競艇ファンも少なくないのではないでしょうか。

そんな競艇ファンには朗報です。競艇のファンファーレはパソコンや携帯電話からも聴くことが可能です。そこで、ファンファーレをダウンロードできるサイトなどを一挙ご紹介いたします。

着メロのダウンロード方法

競艇のファンファーレを着信音(着メロ)として使用したい場合、現在、2つのサイトと1つのアプリで無料ダウンロードすることが可能です。

【ボートレース下関 着メロ配信サービス】
現行のファンファーレをダウンロードできます。PCやスマホでの再生も可能です。着信音として利用する場合には機種により違いがありますので、各自でご確認ください。

【GIGA PARK】
ガラケー用サイト。旧ファンファーレの無料ダウンロードが可能です。

【GIGA Ring Tone 着メロ取り放題】
iPhone用のアプリ。appstoreにて400円でインストール可能です。

ファンファーレを収録したCDは販売されている?

競艇の旧ファンファーレの音源は、グッズとして販売されていたサウンドトラックCD「Motor Boat Racer Instrument」に収録されています。これは、競艇選手のテーマソングを集めたCDで、シリーズとして何作か出ていますが、そのどれもにファンファーレの音源が入っています。 

しかし、残念なことに現在は、公式での販売やプレゼントはしていません。CD音源を入手したい場合、オークションサイトなどで出品されているのを探すしかないようです。

まとめ

今回は、競艇でピットアウトの際に出走合図として演奏される「ファンファーレ」について詳しく解説してきました。ファンファーレには長い歴史があり、どれもその時代に活躍している著名な作曲家が手がけたものです。さだまさしさん作曲の楽曲が使われていたこともありました。現在のファンファーレは2010年から使われており、10曲がレースによって使い分けられています。

そして、これらのファンファーレはガラケーの着メロやスマホ・パソコンで聴く用として無料ダウンロードが可能です。ファンファーレに着目する、ちょっとツウな競艇ファンを目指すのもいいかもしれませんね。

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