競艇は女子がアツい!女子競艇の歴史と注目レーサー、2大レースをご紹介

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近年、人気を取り戻しつつあり大きな盛り上がりを見せるようになってきた競艇。その中でも一大ブームとなっているキーワードは、「女子競艇」です。

賞金王を決めるレース「クイーンズクライマックス」は売上高120億円を突破。強くもあり美しくもある女子ボートレーサーは、競艇ファンの間ではアイドル的な人気を博しています。

今回は、女子競艇の歴史と今注目してほしい女子ボートレーサー、そして女子競艇の2大レース「レディースチャンピオンシップ」と「クイーンズクライマックス」について解説していきます。

女子競艇が今、アツイ!!

女子競艇が今、アツイ

近年、急激なV字回復により再び人気が沸騰しつつある「競艇」。その中でも特にアツイのが、女子競艇です。例えば2018年のクイーンズクライマックスとシリーズは売上高が120億円超え。2013年の売上高が約79億円だったことと比較して、5年間で実に40億円以上もの売上高アップを記録しています。

徐々に衰退の一途をたどっていた競艇を復活させた立役者である女子ボートレーサーたち。

競艇界では「アイドル」のような応援スタイルが確立されつつあり、例えば競艇ファンは、自分が応援している女子ボートレーサーのことを、アイドル用語にならって「推しメン」と呼んだりしています。

女子競艇の歴史

意外に思われるかもしれませんが、日本で初めて競艇に女子選手が登録されたのは、1952年5月1日のこと。則次千恵子選手が日本初の女子ボートレーサーとなりました。1953年11月7日、「第1回全日本選手権競走」に則次選手に加えて渕崎栄子選手・中村弘子選手の3名の女子選手が出場。日本の女子競艇の歴史の1ページ目を刻みました。

さらに1954年3月には、初のオール女子レースが開催。1955年には周年記念競走で戸坂君子選手が優勝を果たすなど、日本の競艇の歴史においては早くから女子ボートレーサーが活躍していました。

現在は、200名を超える女子ボートレーサーが登録されています。競艇の世界では女子限定レースもあるものの、男子選手と混合で行われるレースも多く開催されています。

200名超の女子ボートレーサーが活躍中!

2019年2月時点で、213名の女子ボートレーサーが活躍しています。一番のベテランは鵜飼菜穂子選手。1959年10月4日生まれの59歳で、デビューは何と38年前の1981年11月。

女子王座決定戦競走3連覇の経験を持つなど女子競艇界のレジェンドとして今も活躍されています。

最も若い女子ボートレーサーは、2000年10月7日生まれ、18歳の山崎小葉音選手です。山崎選手は、父親がボートレースグランプリを2度制覇した山崎智也選手、そして母親もレディースチャンピオンを2度制している横西奏恵と、まさに競艇界のサラブレッドと呼ぶに相応しい女子ボートレーサーです。2018年にボートレーサー養成所を修了、2019年1月にデビューしたばかりですが、これからの活躍が期待されています。

注目の女子ボートレーサーを一挙にご紹介

注目の女子ボートレーサーを一挙にご紹介

それでは、女子競艇を楽しむ際にぜひとも注目してほしい女子ボートレーサーを一挙にご紹介してきます!

日高逸子選手

日高逸子選手

まずご紹介したいのは、日本の競艇界において「グレートマザー」と称される女子ボートレーサー、日高逸子選手です。1985年のデビュー以来、通算勝利数は2,100回を超え、生涯獲得賞金は約9億8千万円。2018年も約3千4百万円を獲得するなど、57歳となった今もバリバリ現役で活躍中のトップレーサーです。

日高選手はファンへの情報発信にとても積極的であり、例えばツイッターのフォロワー数は13,000人に迫るなど女子ボートレーサーの中でもトップレベル。またブログでも他の女子ボートレーサーとのやり取りも見られます。

中にはかつてのライバル選手の娘とのツーショットなど、グレートマザーならではのトピックスも。日高選手は日本の女子競艇を語る上では欠かせない女子ボートレーサーです。

寺田千恵選手

寺田千恵選手

1989年デビューの寺田千恵選手もまた日本女子競艇を支えてきたベテランレーサーです。レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)制覇2回、通算獲得賞金8億4千万円の実績を持つトップレーサーですが、特に男子選手と混ざって行われる「混合戦」での強さが魅力であり、2002年のグランドチャンピオン決定戦では女子初のSG優出選手にもなっています。

寺田選手の特徴は、ベテランとして蓄積してきた熟練の操艇技術です。例えばスタートタイミングが抜群に良いわけでもなく、アウトコースからでも勝ちを狙いにいくような剛腕というわけでもありませんが、デビュー当時から今に至るまで安定した成績を残していることは、技術に裏打ちされた本当の実力の高さを証明しています。

松本晶恵選手

松本晶恵選手

次にご紹介するのは、現在の女子競艇界の中で指折りの「実力派」レーサー、松本晶恵選手です。2006年デビューで今年は13年目を迎えますが、40年近く現役を続けているボートレーサーもいる中ではまだ新しい選手といえます。しかし、生涯獲得賞金はすでに2億7千万円を超えており、2016年にはクイーンズクライマックスを制し自身初の賞金女王にも君臨するなど、まさに今ノリに乗っている女子ボートレーサーのひとりです。

松本選手は、デビュー間もない頃に事故により命にかかわるほどの大けがをしています。「頭蓋骨を割って脳を置き換える」という大手術を受け、一時はボートに乗るのにも恐怖心を覚えるほどに。

しかし、先輩レーサーからの「クビになるよ」の一言をきっかけに「何をしなきゃいけないのか」に気づき、毎日ボートに乗る練習を行うなどして恐怖心を克服、驚異的な復活を遂げました。

遠藤エミ選手

遠藤エミ選手

もう一人、実力派の女子ボートレーサーをご紹介しましょう。2008年デビューの遠藤エミ選手。2017年に女子競艇の2大レースであるレディースチャンピオンシップとクイーンズクライマックスの両方を制し、優秀女子選手に選出されたボートレーサーです。

松本選手より2年遅れての2008年デビューですが、生涯獲得賞金は2億6千万円に到達しようとしており、松本選手と並び今いちばん強い女子ボートレーサーとして名前が挙げられる存在です。

大山千広選手

大山千広選手

今、女子競艇の中でもブレイクしている新進気鋭の女子ボートレーサーが大山千広選手です。1996年生まれの若干23歳、2015年デビューの若手女子ボートレーサーですが、デビュー4年目の2018年にG1レースに初出場すると、初日の第1レースでいきなりのG1初勝利を達成。

惜しくもクイーンズクライマックスのベスト12を逃してはいるものの、この年だけで約2千8百万円もの賞金を獲得するなど、2018年の女子競艇の顔ともいうべき大活躍をしました。かわいらしいルックスも相まって、今最も注目されている女子ボートレーサーのひとりです。

女子競艇の2大最高峰レースにも注目!

先述のとおり、女子ボートレーサーは男子レーサーと混合でレースをしたり、あるいは女子限定のレースもあったりするのですが、特に注目してほしいのは女子競艇の2大最高峰レース、「レディースチャンピオンシップ(女子王座決定戦競走)」と「クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦競走)」です。

レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)

「レディースチャンピオン」は正式名称を「女子王座決定戦競走」といい、1987年から開催されている女子ボートレーサー限定のレースです。毎年8月上旬に開催され、会場となる競艇場は持ち回り制となっています。

開催当初は一般戦として行われていましたが、1988年のグレード制導入によりGIIに格付けされ、2000年にはGIへと昇格、2014年には現在のプレミアムGIとなるとともに、「レディースチャンピオン」という通称名称が与えられました。

出場資格は「出走回数100回以上」「前年優勝選手」「オールレディース優勝選手」「女子レーサー勝率上位者」となっており、文字通り女子ボートレーサーのナンバーワンを決めるレースと位置付けられています。

先にベテランレーサーとしてご紹介した日高逸子選手や寺田千恵選手もそれぞれ優勝経験があるなど、女子ボートレーサーとして歴史に名を刻むためにはどうしても欲しいタイトルだといえるでしょう。

クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦競走)

「クイーンズクライマックス」は正式名称を「賞金女王決定戦競走」といい、その年の獲得賞金上位の選手が出場し賞金女王を決定するレースとなっています。

初開催は2012年12月。以来、毎年12月中旬から下旬に開催されており、会場は東京都大田区にある平和島競艇場となっています。

2012年の開催当初からGIに格付けされており、レディースチャンピオンと同様に2014年にプレミアムGIになるとともに、「クイーンズクライマックス」という通称名称となりました。

ベテランの日高選手が2014年に優勝しているほか、遠藤選手が2017年に、松本選手は2016年と2018年と2度制覇しています。

毎年、年末に開催されることから、その年の女子競艇を締めくくる重要な大一番であり、かつ最も盛り上がる華型イベントとして多くの競艇ファンに親しまれています。

まとめ

今回は、競艇の世界で一大ブームとなりつつある「女子競艇」について、その歴史から女子ボートレーサー、そして女子競艇最高峰の2大レースまでをご紹介してきました。

「きれい」で「かわいい」アイドル的な存在として見られることが多い一方で、男子顔負けの迫力あるボートさばきを見せる女子ボートレーサーたち。もし彼女たちに会いたくなったら、ぜひとも競艇場に足を運んでみてください。

競艇はファンイベントも積極的に開催しているので、レースだけでは見られない彼女たちの意外な素顔を見られたりしますよ。

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