競艇における「指数」とは何?予想の組み立てに使える様々な指数を紹介

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まず初めに競艇初心者の方にお伝えしたいこと。それは、競艇を含めた公営ギャンブルはカンだけで勝てるほど甘くはない、ということです。競艇は運営側がきちんと利益を出せるようなビジネス構造になっています。つまりお客さん側をひとつにまとめて考えると「負ける」ことが確定しているギャンブルであると言い切ってしまっても過言ではないのです。

ですが、これはあくまでお客さん側をひとつにまとめて考えた場合。実際にレース一つ一つを見ればそれぞれに予想の当たりはずれがあり、そしてお客さん一人ひとりを見れば儲けている人とそうでない人とがいます。レース一つ一つの的中確率を上げて、そして少しでも儲かるためには、きちんとしたロジックを組み立てて予想をすることが重要です。

そのために使えるのが競艇の選手に関する様々な情報やデータを数値化した「指数」。今回は、競艇に存在する様々な指数について解説していきます。

競艇に存在する様々な「指数」

競艇 指数 予想

競艇予想の世界には様々な指数が存在します。これらの指数を自分なりに収集・分析して、レース展開を予測するロジックを自分なりに組み立てること。これが競艇予想においては重要なポイントとなっています。

競艇が公式に発表している指数

競艇の公式ホームページ「BOAT RACE」では、選手一人ひとりに関する指数が「期別成績」という形で公開されています。「勝率」や「2連対率」などの順位に関する指数や「出走回数」や「優出回数」などのレース出場実績、あるいは「平均スタートタイミング」といった競艇において重要なスタートに関する指数などが見られるようになっています。

これらは競艇の予想においては基礎的な指数であると考えることができ、こういった指数をベースとして予想を組み立てたり、あるいは後述するようにメディアやウェブ予想屋がオリジナルの指数を開発したりしています。

メディアやウェブ予想屋などが独自に開発した指数

先に述べた競艇が公式に発表している指数などを元に、競艇専門メディアやウェブ予想屋などが独自に指数を開発し公開しています。

先に述べたとおり、競艇の公式な指数はあくまでベースとなるものであり、このままでは特に競艇初心者にとって読み取り方や解釈がしづらいままです。そこで、そういった指数などを独自に計算・分析することでより分かりやすいオリジナルの指数が生み出されています。

メディアやウェブ予想屋などが独自に指数を開発する理由としては、自分たちが開発したオリジナルの指数に注目してもらうことで、メディアであれば自社の発行する新聞などを買ってもらったり、ウェブ予想屋であれば有料の予想情報を買ってもらうことにつなげたいという思惑があります。そのために、特にウェブ予想屋は様々なオリジナル指数を開発しており、インターネットで検索すると様々な指数を見つけることができます。

競艇が公式に発表している指数を解説

指数を解説

それではまずは、競艇が公式に発表している指数について、それぞれ解説していきます。なお、競艇公式の指数は「BOAT RACE」にアクセスし「データを調べる」から「ボートレーサー検索」のページに飛ぶと、そこから選手の情報を検索することができます。すると選手の情報ページが出てきて、その中に「期別成績」というページがあるので、そこを見ると過去6か月の集計期間における様々な指数がチェックできます。

勝率

まず、全ての選手には、「勝率」という指数が存在します。競艇のレースでは1着から6着までの全着順に「着順点」というポイントが付与され、その着順点の合計を出走回数で割った数値を「勝率」と定義しています。着順点はレースのグレードごとに点数設定がされており、まず一般戦については1着が10点、2着が8点、以下6、4、2、1点と付与されます。G1、G2競走ではこれらにもう1点、SG競走の場合は2点プラスされた点が付与されます。

また、それぞれのレースの優勝戦はさらに1点プラスという設定もされているので、例えばSGの優勝戦で1着となった場合には「10点」にSG競走のプラス「2点」と優勝戦のプラス「1点」が加わり、合計13点が付与されることになります。

勝率は高ければ高いほど強いレーサーということになります。例えば、最上位ランクのA1上位選手の勝率は7点台後半から8点台となっており、このくらいの数値が「勝率が高い」と判断する目安となっています。

2連対率・3連対率

まず2連対、3連対とはそれぞれレースで「2着以内」「3着以内」に入ることを意味しています。「2連対率」および「3連対率」はそれぞれ過去6か月間のレースで「2着以内」「3着以内」に入った確率のことであり、例えば3連対率が76.69%となっている場合には、過去のレース100回中およそ76回で3着以内に入っている、ということになります。もちろん高ければ高いほど過去の成績が良いという指標です。

また、競艇の選手のランクを決める基準のひとつとしても「2連対率」と「3連対率」は使用されており、例えば最上位ランクであるA1選手になるには、半年間で2連対率30.00%以上、3連対率40.00%以上という基準を突破する必要があります。

出走回数・優出回数・優勝回数

先述のとおりBOAT RACEで見られる期別成績は過去6か月の集計期間における指数です。「出走回数」はこの6か月間でレースに出場した回数、「優出回数」はそのうち優勝戦に出場した回数、そして優勝回数は読んで字のごとく優勝した回数を表します。

もちろん、レースに慣れているという意味で「出場回数」や「優勝回数」は多ければ多いほど良いと考えられますが、それだけで判断するのも早計といえます。特に「優出回数」と「優勝回数」については、その選手が具体的にどのグレードのレースで「優出回数」と「優勝回数」を積み重ねていったかまで見ておいた方が良いでしょう。やはりグレードの高いレースの優勝戦に出ていたり、あるいは優勝をしていたりすれば期待できそうな選手といえます。

平均スタートタイミング・フライング回数・出遅れ回数

競艇では、簡単にいうと「スタートから1秒」の時間内に選手がそれぞれタイミングを合わせてスタートラインを越える「フライングスタート」というスタートが採用されています。フライングスタートは早すぎる場合(スタートの前にスタートラインを越えた場合)には「フライング」、遅すぎる場合(スタートから1秒以内にスタートラインを越えられなかった場合)には「出遅れ」となり、それぞれ失格となってしまいます。

すなわちフライングスタートの上手さも選手の技術を判断する重要な指標といえるのです。

まず「平均スタートタイミング」とは、スタートから何秒以内にスタートラインを越えたかという「スタートタイミング」の平均秒数です。つまりこの数値が小さければ小さいほどスタートのタイミングの合わせ方が上手いことを意味します。具体的に言うと、平均スタートタイミングが0.17以内ならかなり優秀な選手ということができますが、SGレース常連のようなトップ選手の場合には0.15を切ることもあったりします。

能力指数

「能力指数」とは、もともと日本モーターボート競走会が監修し、日本レジャーチャンネルが年2回発行している小冊子「モーターボートファン手帳」から生み出された指数です。競艇が公式に発表している指数のうち、選手の順位に準じてつけられるものとして「勝率」がありますが、「勝率」には「レースのグレードがあまり大きく反映されない」という弱点がありました。そこで、以下のようにレースグレードを大きく反映した得点表が考案されました。

能力指数

能力指数は、上の得点表に基づき選手が獲得した得点を、出走回数で割ることで算出されます。最高で100、最低で30の間の値で示され、これによりレースのグレードも含めて選手のおおよその実力を把握することができます。さらにモーターボートファン手帳では、以下のとおり能力指数をもとにした実力の目安まで「参考」として掲載してくれています。

・能力指数70以上…SG・GIトップクラス
・能力指数65以上…SG・GI常連クラス
・能力指数55以上…A級上位の実力
・能力指数50以上…一般A級の実力
・能力指数45………B級の実力

3:メディアやウェブ予想屋が独自に開発した指数を紹介

独自に開発した指数

続いて、競艇専門メディアやウェブ予想屋が公開しているオリジナルの指数について、今回はそれぞれ特に有名な指数を一つずつ紹介していきます。

「日刊スポーツ」による「ニッカンボートコンピ指数」

「ニッカンボートコンピ指数」とは、「日刊スポーツ」が独自に開発した指数です。選手の能力を独自に数値化したもので、最高は99で最低は1で示されます。選手の勝率、複勝率、優勝回数、フライング回数、機力などの日刊スポーツ新聞社が持つデータベースによるデータや、レース前日に決まる枠順など、様々な要素により算出されます。

「ニッカンボートコンピ指数」の強みとしては、やはり「レース前日に決まる枠順」など直近のデータも含めた指数であるという点でしょう。競艇が公式に発表している指数はいずれも過去6か月の集計期間における数値であり、直近の選手の調子などは反映されていません。その点、、ニッカンボートコンピ指数はリアルタイムなデータとして見ることができます。ニッカンボートコンピ指数は、携帯電話やスマートフォンの有料サイト「ニッカンボート」で月額200円で見ることが出来るほか、コンビニのプリントサービスでも購入することができます。

競艇予想AI「ポセイドン」による「海神指数」

最後に、競艇ファンによるオリジナルの指数についてご紹介しておきましょう。実は競艇ファンオリジナル指数についてインターネット上で検索すると多くの指数が出てくるのですが、その多くが途中で指数の発表をストップしてしまっています。その点でやはりファンオリジナルの指数はあまり信頼が置けないといえるのですが、そういった中でも競艇予想AI「ポセイドン」による「海神指数」は2019年4月時点で更新がされており、ひとまず「生きている」指数として参考にできるかもしれません。

ウェブサイトを見ると「過去100万以上のレースデータをもとに作られた競艇予想の人工知能(AI)ポセイドンが、レース結果の予想とオッズからオリジナル指数「海神指数」を算出」とありますが、どのような指標を参考にし計算されているかまでは分かりません。ですが、「最近の的中結果」として過去数日分のレースにおける的中結果を表示しているので、それを見れば海神指数の信頼性を検証することができます。興味があればウェブサイトを覗いてみるのも良いかもしれません。

まとめ

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今回は、競艇に存在する様々な指数について解説してきました。競艇初心者の方は、まずは競艇が公式に発表している様々な指数について、その見方をきちんと理解し選手の能力や最近の調子などをしっかり把握できるようになることが大事です。そのうえで、専門メディアやウェブ予想屋が開発・公開している指数についても調べてみて、もし使えそうな指数があれば予想に取り入れてみるのも良いでしょう。もしかしたら、自分でオリジナルの指数を開発してみるのも、面白いかもしれませんね。

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